バリューラダー(1)


あなたがもしビジネスで成功したいとお思いなら、きょうのお話は、かなり大切です。
 
人の思考は、放っておくと目の前の身近な課題解決から考えをスタートしがちです。これは自然なことなのですが、ビジネスにおいては、これが成功の妨げになることがよくあります。
 
今回は、思考の手順を転換して、ビジネス成功へ、効率的に、しっかりした道筋をつけるお話です。
 
value ladderは、スタンフォード大学の故・石井浩介教授が開発した価値工学の手法で、
 
「そもそも本質的な目的は何か?」
 
から考えをスタートして、課題解決の手順を具体化する道筋です。ビジネスやマーケティングにおいては、これに沿って、
 
「ふつうの人間思考とは逆順」
 
に計画を練っていくと、方向付けを正しく定めることができることが、マイケルマスターソン、ジェイエイブラハム、最近ではラッセルブランソンら、世界トップのマーケター指導者と言われる人たちによって、明らかにされています。

若きNo1マーケター、ラッセルブランソンの代表著作「Expert Secrets」

バリューラダーなしに、ビジネスを始めるのを、休日ハイキングの山登りにたとえれば、
・どれくらいの標高で
・登山道はどのくらい整備されていて
・山頂までどのくらいの所要時間が予想されて
・街とはどのくらい気温差が予想されて
・帰りのバス・電車に間に合うには何時には山頂を出なくてはならなくて
・途中で疲れたときのための休息所があるのか
 
などなど、まるで何も調べずに登り始めてしまうようなものです。
 
つまり、山登りを、もっとも効果的にかつ安全・確実に貫徹するための準備をせず、ただ靴だけ歩きやすい準備をして、闇雲に出かけてしまうようなもので、
 
途中で、計算もしなかった水筒の水がなくなって危険にさらされたり、山から下りきる前に日暮れになって遭難してしまったり、そもそも「初心者向け」というガイド本の分類だけで軽く考えて出かけてしまったため、途中から足が痛くて、せっかくの景色を楽しむどころではなかった。など、そもそも山登りの意味自体がなくなってしまいます。
 
◎万が一山頂まで行けなくても、途中の展望台の景色が有名で、そこにとっておきスイーツがある山の茶屋が人気、と多数ツイートされているから、慣れない自分がトライしても安心
◎山頂までは、休み休み、山の空気や風景の変化を楽しみ、自分のペースで登っていっても、観光地として普及している山だから、もし時間が遅くなったら帰りには、ケーブルカーで降りてきても大丈夫
 
などなど、自分にとっての山登りを、確実に充実した一日にするには、
 
「まだ体験したことのないことを予測し、最大限に目的の価値を達成する」
 
ことが大事です。
 
さてここで話しは本題に戻りますが、
 
あなたは、ビジネス設計において、
「まだ体験したことのないことを予測し、最大限に目的の価値を達成する」
習慣を身につけていますか?
 
もしもこれがない場合、靴だけ新調して何も考えずに山登りしてしまった時と同じように、あなたは失敗し、または危険にさらされないでしょうか?
 
思いつくこと、やりやすい取り組みからついついビジネスを開始してしまうと、あなたは、成功までに1年で済むことを20年右往左往したり、途中で倒産したりするリスクと、すぐに向き合うことになるかも知れません。
 
3~5年倒産率96%と言われる新規起業。
 
多くの人やグループは、つまり失敗しているのが世の中の実情です。でも一方で、無一文から始めたばかりなのに、すごいスピードでなぜか大成功する人たちも、毎年たくさん生まれています。
 
これから紹介する「バリューラダー」の構築は、目的をしっかりわかって、そこへの最も良い道筋を考えるプロセスです。
 
この初めて出会った用語について、あなたはまずネットで調べるかもしれません。ところが残念ながら、スタンフォード大学の故・石井浩介教授が構築した理念などの解説が上位表示されてしまい、実際のあなたのビジネスへの応用の仕方は、中々出会えないことと思います。
 
次回のつづきをお読み頂くのが、あなたには最も早道かもしれません。
(つづく)

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