30年前のダメ出し「スタンドアロン」?


~ネット社会シリーズ(1)~

本格的なネット社会の時代になってもうすぐ30年が経過します。MacもWindowsもまだ一般に広く普及する前の1992年(職場のMacはOS6+Excel2.0、多くのPCはWindowsの前のMS-DOS3.3、76名の同僚の中に、たったパソコン1台にのみ、まだ日本語版が存在しなかった英語版Windows2.0が、Excel1.0の内部プログラムとして作動していた時代)に、たまたま当時職を得ていた公的な教育機関にて、パソコン活用度のアンケート調査を受けたことがありました。
 
キーボード入力は得意だし、コンピューターの知識は当時なりに詳しい同僚から真面目に学んでいたし、良い成績が出るだろうと思っていたところが。
 
点数は40点。
 
え?
 
と思ったら、最大の理由は、パソコンの使い方がほぼ「スタンドアロン」だから、との審査結果コメントが。
 
はい?
 
ス・タ・ン・ド・アロン?
 
この言葉の真意が、パッと瞬時には理解できませんでした。
 
当時のパソコンの使用方法といえば、ワープロ一太郎での文書作成が主体で、あとは、初歩的な表計算や簡易なレベルのプレゼンを作成する、という程度。民生用のデジカメはまだなかったので、発表スライドはポジフィルムでパソコン画面自体を撮影して現像し、白い頑丈なプラスチックワク付きの透過スライドベースに装着して束で持ち歩き、学会など現地のスライド投影機にセッティングして発表していました。職場のパソコン全体はLAN回線でつながっていましたが、ごくまれにCYQ05027というアカウントを保有していたNiftyメール(当時は数社存在した「パソコン通信」、省略してパソ通と呼ばれた)で連絡の送受信は行う。という日常です。
 
「せっかく職場内LANで通信環境がつながっているのだから、コミュニケーション手段として日常的にパソコンを使うべきだし、情報の共有や報告にも使えるはずなのに、プリントアウトして上司に決済案を手で持っていくだけ風習は、おかしい。さらに、外部との連絡についても、パソコンをもっと普通に活用すべきである。」
 
要するに、置いたパソコンを、置いたままただ入力機として使っていて、保存や運び出しは主にディスクで行う、という使い方のことが「Stand Alone」、せっかくのパソコンを、社会からほとんど孤立した状態で使っている、と、言われていたわけです。
 
さて、その30年後を生きる、今のあなたの場合、スマホもPCもすべて常時ネット接続されている現在、まさか「スタンドアロン」には、ならないでいただきたいわけです。
 
で、
 
常時ネットにつながっている今、あなたは、これから日々、どう効果的に行動しますか?
 
もしあなたが「ドキッ」としたひとりだったら、R&Yjointに相談してみてはいかがでしょうか。
 
(赤井 裕)


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